「待てゴラァァァ!!」
ビックリした様子の犯人。パニックってるのがここからでも分かる。
さぁもう逃げられない!
だが、相手も往生際が悪かった。
「え?何してんの!あっ!あいつ!!」
あろう事か、探偵部の部室がある館に入っていったのだ!
「.......入るよ」
コクッと首を縦に振る。刑事ドラマの突入シーンみたいで、ちょっと興奮。
まずは探偵部の部室から。
ガタンッと勢いよく開けられるドア。
「.......いない」
物が散乱しているが、もともと隠れられるスペースなどない。
「となると.....」
必然的に隣の倉庫にいることになる。
その時だった。
ガッシャン!!!!