記憶探偵
[不審者との鬼ごっこ6](1/1)

「待てゴラァァァ!!」

ビックリした様子の犯人。パニックってるのがここからでも分かる。
さぁもう逃げられない!
だが、相手も往生際が悪かった。

「え?何してんの!あっ!あいつ!!」

あろう事か、探偵部の部室がある館に入っていったのだ!





「.......入るよ」
コクッと首を縦に振る。刑事ドラマの突入シーンみたいで、ちょっと興奮。

まずは探偵部の部室から。
ガタンッと勢いよく開けられるドア。

「.......いない」

物が散乱しているが、もともと隠れられるスペースなどない。

「となると.....」

必然的に隣の倉庫にいることになる。


その時だった。


ガッシャン!!!!



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