償いとアイビー
[一章](1/5)



ブブッ





お気に入りの、青色のスマホケースが揺れる。





『放課後、視聴覚室』





淡白なメール。









『わかった。』






それだけ返事して、
お昼ご飯のパンをかじる。










「はあ…。」











お昼休み、誰もいない
9月下旬のヒンヤリとした旧校舎の踊り場で
お弁当を食べる。








何にも変わらない。


















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