探偵みたいな高校生達(THIRTEENTH CASE)

聞き込み(1/9)


先「えっと、ここは等比数列を使って、公式は1−r分のa(1−r)となり、aが初項、rが公比となります。それから……」


Time Jumperが次郎だったら……?
オレは昨日次郎に言われたことが頭から離れることがなかった。
次郎が何も言わずに怪盗なんかするとは思えない。でもあの鮮やかな手口とトリック――次郎がやったと考えれば納得は出来る。
でも――


駿「……そうか……」


オレはTime Jumperの情報を知らなすぎる。だったら、情報を手に入れに行けばいいんだ。
容疑者は――5人!
捜査二課の赤井 信蔵警部。
高校生探偵の蒼埜 惣太。
Time Jumperのファンの福田 桃子。
ニュースキャスターの白川 徹。
記者の緑川 信長。
警部と蒼埜からは後で聞くとして……まずは……


駿「よし!やるか!!」


先「ん?永田、この問題解きたそうだな。よし、等差数列と等比数列の混合問題を解かせてやろう」


駿「丁重にお断りさせていただきます!」


もちろん解かされたよ。
時間?……フッ、数学の応用なんて基本の段階まで持って行けば、誰にでも解けるように出来ているんだよ!
問題はどうやって基本の段階まで持って行くかなんだよね。
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