探偵みたいな高校生達(THIRTEENTH CASE)

怪盗Time Jumper(1/6)


駿「おはよ〜」


あくびをしながら、教室に入った。
教室はやたらと騒いでいた。


駿「どうしたの?」


聞いてみたら、多田が新聞の記事を見せてきた。


多「これだよ!怪盗Time Jumper!」


タイムジャンパー?
……ああ、あのやたら最近騒がれている泥棒か。


駿「で、ヤツがなんかしたの?」


佐「またまた盗みをしたんだってよ!」


増「こういう怪盗って、ゲームの世界だけかと思ってたよ」


増田や佐藤が言ってきた。オレもニュースで見たことある。
最初は軽く見られていたけど、その鮮やかな手口はまさに手品だって。


坂「探偵の永田は、Time Jumperを捕まえたいって思ったりすんの?」


坂本が言ってきた。


駿「別に?オレが探偵してんのだって、半分以上はやらなきゃいけない状況だからだし」


閉じ込められたり、刑事に出してもらえなかったり、誰か誘拐されたり……。
あれ?オレ達って、何かかわいそう?


西「永田くんはTime Jumperを反対したりしないの?」


駿「なんで?誰が何をしようかなんて、その人の勝手じゃない?ルパンだって、オレ好きだし」


次「それは小説だろ」


話していたら、次郎が来た。
5
前n[*][#]次n
⇒しおり挿入
/50 n



⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]