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日蔭](1/1)
「今日は珍しくインターホンを押してくれたのね。」
星奈を部屋に招き入れ、私は椅子に座る。
「勝手に入って栞奈が着替え中だったら嫌だもん。」
そう言いながら星奈は私の髪をとかしている。
「今日は星奈に任せるわ。美容師になるんでしょう?練習として、私の髪を貸してあげる。」
実際私より星奈の方が髪を結うのが上手だから、星奈に任せることにした。
「了解!ふりふりに合う髪型ね!」
星奈はまた瞳を輝かせて…無邪気な少年のようだわ。
30分後、
「栞奈。どう?」
私は鏡に映る自分を見た。
ふわふわに巻かれた毛。
二つに高い位置であげられ、リボンが結ばれている。
「プードル並みの愛らしさだよ!」
親指を立ててウィンクをしてくる星奈。
「なかなか気に入ったわ。…有り難う。」
一応お礼を言ってあげた。
「栞奈にありがとうなんて言われるのいつぶりだろ♪」
嬉しそうにはにかむ星奈。
可愛いやつね。
と、つられて私も微笑んだ。
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