私は今猛烈にうんこがしたいが目の前には憧れのあの人、勝つのは
[私は今猛烈にうんこがしたいが目の前には憧れのあの人、勝つのは愛か便意か2](1/1)
大好きな博之君の前で盛大に脱糞をしてから20年が経った。
あの脱糞事件が私を幸せにしたのである。

「ママ!お弁当は!!」

「もう出来てるわよ!!!美沙の好きな唐揚げいっぱい入れたからね!!ちゃんと全部食べるのよ!」

「分かってるわよ!ありがとうねママ!!」

弁当を持って嬉しそうにドシドシと玄関に向かって歩く、太った高校1年生の娘。
まるで昔の私を見ているようだ。

「待ちなさい美沙!いつもの様にパパと途中まで一緒に行こう」

後ろから食パンをハムハムしながら娘に声を掛けたのは私の旦那だ。
そう、博之君である。

「もう、早くしてよパパ!遅刻しちゃうじゃん!」

「はい!準備完了!美沙行くぞー!」

「ゴー!!」

「何だ美沙テンションが高いじゃないか!!何か良い事でもあったのか?」

「別にー!!パパには内緒!!」

2人が仲良く家を出ていくのを私が見送る。
これが私の朝の日課である。
そしてお見送りの後は部屋の掃除!!
これも日課である。




では!!ここで私と博之との馴れ初めを紹介しましょう。

私と博之はただの同級生だった。
と言っても、ブスでデブで貧乏で何をやらせてもダメだった私とは違って、博之はイケメンでスリムで金持ちで何をやらせても器用にこなした。

私はずっと博之の事が好きだったのだが、ある日スクールカーストの真反対にいた私に対して、博之は高級レストランに誘ってきた。
誘った理由を聞くと、私なら豚みたいに料理をがっついて食べてくれると思ったからだそうだ。

だがその日、私は生憎お腹をくだしていた。
そして………レストランで博之から告白された私は、嬉しさの余り勢い良く立ち上がってしまい…………ブリブリブリブリブリ!ビチャビチャブチュブリッブブブ!ブホォ!ブリリリブリーン!ブリッブチュポンッピチュ…………



うんこを漏らした。



普通ならここで恋は終了だろう。いや、人生を終了しても良いレベルの大失態だ。
博之からどんな罵声を浴びせられるか、私は色んな事をグルグル考えていた。
だが……博之は他の一般男子とは違う反応だった。

「ホテルに行こう」

私は博之に手を握られ高級レストランを出た。
無論うんこはレストランに放置したままだ。

「ちょっと!博之君どこに行くの?レストランのお金は?」

「既に払ってあるから大丈夫だよ!!それよりムラムラしちゃったから、ホテルに行こう!」

そうです。博之は変態だったのです。
結局その日に私と博之はめでたく結ばれました。
その時の行為では妊娠しなかったけど、それから4年後に無事妊娠をして美沙が出来たのです。
勿論美沙には内緒の馴れ初め話ですが……
まぁこれが私と博之の馴れ初めです。夫婦には色んな愛のカタチがありますから汚いとか言わないで下さい!!!

ん??これは……日記????
美沙の部屋を掃除していたら、表紙に日記と書かれたノートを見つけてしまった。
読まないのが親として正しいのかも知れない。
だが……私は読む!!!!!!!

「日記」

私はページをめくってみた。

122 〔金〕 今日から日記を付けようと思ったけど書く事は一切ない……と思ったけど……今日はパパについて書く!!!
私はパパがうんこを流しているのを見た事がない。何でパパはうんこを流さないんだろうか……

なる程……パパがうんこを流さないのは昔からだ。許せ娘よ!!!
122日は………えっと今日から3日前だから最近日記を書き始めたらしい。
確かに日記は急に書き始めようと思う時が誰しもある。私もそうだった!!
私は更にページをめくってみた。


123日 〔土〕 今日は憧れの大樹君に、明日一緒にご飯に行こうと電話で誘われた。喋った事も無いのに………何で???でもそんなの関係無い!!!今日は休みだから美容院に行ってこよー」


ふむふむ大樹君……知らないな。
母親でも知らない事は沢山ある。
そう言えば一昨日に美沙は美容院に行ってたな。元々がデブでブスだから、あんまり可愛くなってはいなかったが
私はページをめくってみた。













124日〔日〕 私はレストランにて、憧れの大樹君の前でとんでもない過ちを犯しました……けれど私は幸せです!!!本来なら私は自殺するぐらいの過ちを犯しましたが、大樹君は私をゆっくり抱きしめてくれました。そしてその後……身体を重ねました……


これが昨日の出来事か。
日記はここで終わっている。
美沙……だからあんなに朝から嬉しそうだったのね……美沙が犯したと書いてる過ちは何なのだろうか????????

黙って日記を見てしまったため娘には尋ねる事が出来ないのがもどかしい。
私はゆっくりと日記を閉じて、朝から我慢していたうんこをしにトイレに向かった。



















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