愛されたがり
[約束](1/11)
「ユミちゃん、さっきはごめんね」
「う、ううん、いいの。私こそ叩いてごめんなさい。痛かったよね?顔腫れちゃってる」
「いいよ俺の事は。
それより、どうしたら許してくれる?」
「っ…ぁ、ん。怒ってないよ…大丈夫」
「本当?」
「う、うん。ふ…ぁっ…ほんとぉ」
「そっか。ありがとう、ユミちゃんは優しいね」
俺のシャツにしがみつきながら気持ちよさそうに目を閉じている彼女を、どろどろに甘やかす。
そろそろ怒りもおさまった頃だろうと思ってユミちゃんのクラスを訪ねてみたけど、案の定すっかり大人しくなって俺の腕の中で鳴いている。
さっきの失態は許して貰えたみたいだ。
少なからず俺を叩いた事に対して罪悪感を抱いていたのかもしれない。
ユミちゃんはプライドが高い子だから、自分から謝ろうと思っても謝れなかったって感じかな。
これで飽きられてたら諦めようと思っていたけど、どうやらまだこの子との関係は続きそう。
おっぱい大きいし可愛いしで捨て難かったから、俺としては好都合だ。
ユミちゃん割と顔が広い方だから良くない噂流されてたら数人の女の子は離れていっちゃっただろうな。
良かった。チョロい人で。
「雄也くん、大好き」
でもちょっと重くなりそうだなこの子。
適度に、距離置こう。
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