夏の終わり 僕の始まり
[丘の上に届けた思い](1/1)
今思えばどうしてあんな行動とったのかわからなかった。

僕は走った。

海沿いの丘の上に向かって

そして、

丘の上ついた僕は

思わず彼の胸ぐらをつかんだ。

この子は誰だよ?

その子とはどういう関係だよ?

彼は驚いていた。

彼は僕を突き飛ばして言った

あなたは誰ですか?

一体何なんですか?

僕は訳も分からず彼につっかかっていた。

悔しくて、

切なくて、

腹立たしくて

悲しくて

その時、

彼の後ろにいた女性が
彼と僕の間にはいりさけんだ。

私たち結婚するんです。

それを聞いた瞬間

僕は固まって言葉が出なくなってしまった。

どっどうして?

どうして?

彼女がいるじゃないか?

噴水にメッセージ書いたんじゃないのかよ!

なんで?

答え聞いてやらないんだよ?

なんで待ってやらなかったんだよ?

彼女!彼女!

必死に探してたんだよ!

今日までずっと!

やっとの思いでメッセージを見つけたのになんで?

どうしても我慢できず彼に思いをぶつけた。

彼女過ごした時間を全て否定された気持ちになった。

彼は僕の話を聞いた途端、驚いた様子だった。


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