夏の終わり 僕の始まり
[夜空の星と大きな花びら](1/1)
その時、彼女が口を開いた。

イルカは?そういえばイルカ?

僕は我に返りメッセージを探す使命を思い出した。
そして僕と彼女は周りにイルカのイラストやメッセージがないかさがした。
僕も彼女もあたりを探し回ったがイルカらしき生き物も、イルカの置物、イラストさえ見当たらなかった。
僕は少し不安になった。

本当にこの場所であっているのだろうか?

僕の思い過ごしじゃないだろうか?

と不安になったその瞬間

ドーーン

花火が打ち上がった。

真っ暗な夜空と一面の星、
その中に大きな花びらのような
花火が大きく咲いた。

とても美しく感じた。

きっと彼も彼女にこれを見せたかったんだなと思った。

彼が彼女を思うまっすぐな大きな愛情感じた。

そして、その空を見ている彼女の横顔見たとき、
同じ男として彼の気持ちがわかった気がした。




- 9 -

前n[*][#]次n
/23 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]