夏の終わり 僕の始まり
[夜空の星と大きな花びら](1/1)
その時、彼女が口を開いた。
イルカは?そういえばイルカ?
僕は我に返りメッセージを探す使命を思い出した。
そして僕と彼女は周りにイルカのイラストやメッセージがないかさがした。
僕も彼女もあたりを探し回ったがイルカらしき生き物も、イルカの置物、イラストさえ見当たらなかった。
僕は少し不安になった。
本当にこの場所であっているのだろうか?
僕の思い過ごしじゃないだろうか?
と不安になったその瞬間
ドーーン
花火が打ち上がった。
真っ暗な夜空と一面の星、
その中に大きな花びらのような
花火が大きく咲いた。
とても美しく感じた。
きっと彼も彼女にこれを見せたかったんだなと思った。
彼が彼女を思うまっすぐな大きな愛情感じた。
そして、その空を見ている彼女の横顔見たとき、
同じ男として彼の気持ちがわかった気がした。
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