夏の終わり 僕の始まり
[僕の決心](1/1)
それを聞いた瞬間
僕は足りない頭でひらめいた。
きっと彼が示した場所と時間は
今日しか見れない特別な何か
と関係があるのだと思った。
僕と彼女は顔を見合わせて
ニヤリとした。
これだ。間違いない。

僕と彼女はその瞬間を探し出し
それに、かけることにした。
彼女は半分うれしそうに
半分不安な顔をしていた。
僕は彼女が救われることで
自分自身も新しい道を進める
そう信じていた。
なにより、彼女に笑顔を取り戻して欲しいそう思っていた。
僕はまっすぐな彼女の姿に心動かされここまでこれた。
次は僕が彼女の為にがんばりたかった。
僕は彼女の手を引っ張りはしりだした。

行こう!

唯一、ホテルに多く水が集まる裏庭の噴水の場所に向かった。

しかし、残念ながら
裏庭の噴水はこれといって変化無く僕らを不安にさせた。

時間が近づくにつれて彼女の顔から笑顔が消えた。
不安いっぱいな顔をしていた。
僕はなぜだか彼女を支えなければいけないと激しく思った。
彼女を愛おしく思えた。
なんだか、彼女が急に少し小さくみえた。
なぜだか絶対メッセージをみつけなければと自分に誓った。
そんな、自信に満ちた自分に自分自信に驚いた。
彼の彼女への思い、
そして、彼女が彼に対する想い、
努力、真っ直ぐさを伝えなければいけないと思った。

時間は容赦なく過ぎて行った。

僕と彼女は彼が指定した時間に
彼が指定した場所に勝負をかける事にした。
時間が午前0時に近づくにつれて。彼女は様子がおかしくなってきた。
彼女はポツリと言いだした。

やっぱり見ないほうがいいのかな?やっぱり知らない方がいいのかな?
と不安な表情見せて始めた。

僕は彼の事を良くしらないけど、彼の為にも、何より彼女自身の為にも、ちゃんとメッセージを見つけて、ちゃんと向き合うことを彼女に話した。そして彼女の背中を押した。まるで自分が自分の背中を押してるにも思えた。


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