夏の終わり 僕の始まり
[水の祭典](1/1)
僕はホテルのフロントに立っていたマネージャーさんに7月7日に何か特別な事でもあるのかと聞いてみた。
今日はこのホテルで何かあるのですか、何か特別なことがあるんですか?
すると、マネージャーさんからすごい話を聞くことができた。
この地方は昔から漁業が盛んで、そのために水難事故も多かった。だから、7月7日にその安全をお祈りするために水の神様と全ての水に感謝をこめて海にかえすんだよ。だから、今日の真夜中、街の明かりを消して、町中の水を海に流して新しい水にいるかえるんだ。
そんな大変な祭りが今日あるのだと言うことだった。
その祭りは夜の午前0時にホテルや町中の明かりが全て消え
貯め池、噴水、プールなど、
水に関わる全ての水を海に流し、
新しい水に入れ替え、
海の事故災害が起こらないように町中でお祈りするそうだった。
そして全て新しい水に変わった瞬間、大きな花火と共にすべての照明が一斉に点灯され、街中は光に包まれ街の人達みんなでお祝いし祭りを締めくくるとマネージャーさんは言っていた。
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