親友のストーカーが何気良い奴みたいで辛い。 あれ、知らない天井だ。 *1/2*




………あれ、知らない天井だ。


目を覚ますと、真っ白な天井と目が合った。



そして気づく。

あたしはベッドの上だということ。

そして、周りを見渡す限り、ここが病院だということ。





すると、お母さんと先生っぽい人が病室に入ってきた。



先生曰く、あたしは長時間雨に当たって風邪を引いて倒れた、とのこと。



お母さんは、「あんた、こんな遅くまで傘もささないで何してたの?!」とあたしを叱った。


あたしは、「ごめん」と一言謝った上で、「いろんな部活を見学してて、気付いたらこんな時間だった」と嘘をついた。


別に部活なんて興味ないんだけれど。

さすがに、ストーカーを待ち伏せしてました、だなんて口が避けても言えない。






お母さんは、「そーゆーときは、予め家に連絡いれなさい。」と叱った。

あぁ、確かに遅くなるって連絡するの、忘れてたな。








そしてお母さんの次の一言で、あたしの思考回路が停止した。













「あんた、佐藤くんが救急車呼んでくれなかったら、今頃どーなってたかわからないんだからね!!!」








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