死にたくない。
03[第三章](1/3)
―――――(ヒカル)
あれから何時間が経ったんだろうか。
裏倉庫の中の時計はお昼を過ぎた。
彼は何をしているんだろうか。
『名前聞けなかったなー…』
ふと、彼の名前を知りたくなった。
名前すらも教えてくれなかった
彼に妙な不信感を抱いた。
『まだかな。』
眠くなってくるのがわかり、
マットを敷いて横になった。
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