好きって言わせてあげる
◎[こんな女有りですか?](1/8)
母様から頼まれた仕事を終え、部屋に戻ってきた李桜。
そんな彼女は、僕の膝の上に座りナンプレをしている。
あー、何故ナンプレかって?
彼女、ナンプレ好きなんだって。
机の棚にあるのを見つけて、目を輝かせながらやっていい?って言うんだよ?
誰が断れる?
無理でしょ、あんな眼差し送られて。
ていうか大変だったよ。
心の葛藤との戦いに。
あの瞳はアウトでしょ。
今はこんなに近い距離なんだし。
……え?
何故、李桜が膝の上にいるか?
ただの罰ゲームだよ。
僕との約束を破るからね。
直ぐに許すっていうのも面白くないし。
最初は嫌だ嫌だと駄駄をこねたんだけど、約束破った君が悪いって言って、なんとか了承を得たって訳。
…ていうか、別に冗談でも良かったんだけど、何度も嫌だと言われる内に腹が立ってきたんだよね。
そこで向きになってって感じ。
まあ嫌だって言った時の、あの若干照れた感じも可愛かったけど。
「よし!出来たっ!」
そう言って顔をあげたのは、必死こいてナンプレをしていた李桜。
最初は膝の上で照れていたのに、今じゃ全然だ。
- 9 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
[編集]
[←戻る]