Small shine 〜短編集〜

shine2[婚約者](1/7)
ねぇ、ほんとに好き? 大学2年♂×高校2年♀




鈴原舞歌17歳。


私には婚約者がいる。







遡ること約3年。
お父さんがいきなり若い男
これまた黒髪、切れ目、小顔、
長身、のイケメンを連れて帰宅。


「母さん、舞歌ただいま。この人覚えてるか?」


「あら、お帰りなさい。覚えてるもなにも…うふふ。いらっしゃい。」


誰だぁ?こんな知り合いいた?

「…お帰り。…どうも。」


とりあえず挨拶。


「ささ、入って入って。」

父さんが急かす。

「あ、お邪魔します。」


私はこの状況についていけない。

私はこの時15歳になり立て。

上がり込んできた男は高校生っぽい。


ほんと見覚えないね。うん。



そんなこんなで自分に関係ない人だと思っていた。




…が、人生わかんないね。



これが私の人生を左右する日だったんだ。




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