社会人さんねんめ
[2019年 10月](3/14)
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雨が降っている東京は、気温がぐっと下がっています。冬が、そこにきているみたい。あの人に渡すクリスマスプレゼントを考えてワクワクしている。


今月はイベント、ラジオに、テレビ、そしてまたテレビ、動画リリース撮影、それからイベントの司会。大忙しです。
忙しいのは嫌いじゃないし、人は求められてるうちにしか成長できないと思ってるから、真っ当に全うするよ。
「あさみ〜24の午前空いてる?テレビの撮影はいったんやけど、ここについて女優さんに紹介する部分、あさみにまかしていい?」
『任せてください、企画についてどこかでレクチャーしてもらっていいですか?』
本番に強いなあって言われるけど、私なりに努力してるよ
インナーコンクにピアスを開けたいけれど、多分開けない。人前に立つことが増えるほどに暗黙のルールと無言の圧力が増えるのは不自由に感じるけれど、
その不自由がなければ、わたしは正気でいられないとわかっている。髪の下に隠れているヘリックスのピアスに触れながら、そんなことを思う。

最近シルバーアクセをせっせと綺麗にするのにこっている。ティファニーの、一目で見てそれとわからないネックレスとピアスはわたしのお守り。
放っておくとすぐにくすんじゃうところがとても愛おしいし、塩とアルミホイルで魔法かけて、よしよしって磨いてあげると白く光るの、どう考えてもかまってちゃんで、可愛い。



「麻美ちゃんてなんかさ、麻美ちゃんて他社の人には綺麗な広報のお姉さんに見えているらしいよ (笑)」

『らしいよ(笑)、じゃないです部長。コンタクトの度数あってないんですか?』

「俺らもう知りすぎちゃって顔の情報が入ってこないんだよなあ、やっぱ中身知らないとそう見えるんだ〜、みたいな」

『わたし褒められて伸びるタイプなんで、違う上司のいる部署への異動を希望します』

テレビに映るといろんな人が褒めてくれるんやけど、うちの部長は貶してくるから、そういうとこがすき。




胃がズキズキと痛い。久しぶりだなあこんなの。こういう日は、優しいあの人に会いたいと思う。


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