死ぬ程洒落にならない怖い話
[大勢の人](1/4)



父の実家の話。


実話です。


本家は田舎にありT字路の突き当りに建っている。


この家は分家であり、父親が成人してすぐの時に建てられたそうです。


廊下は窓等がないので薄暗く庭は四方を建物で囲まれている為か光があまり差し込まなく不気味な雰囲気が漂っています。


入ったときに不気味な感触があったのは今でも覚えています。


T字路の突き当たりにあることもあって車のヘッドライトで人影が玄関のすりガラスに映ることもあります。


出来事があったのは、小学校4年か5年くらいの夏休みに家族で4日ほど帰省したときのことです。


客室はピアノがあり、応接室として使われていたので、家族揃って2階で寝ることになりました。


私は深夜に突然トイレに行きたくなりました。


もちろん家族はぐっすり寝ていたので、怖いながら一人で行きました。


廊下を通り抜けるとき玄関に人影がちらっと映ったような気がするのです。


外灯で通行人の影が映ったのだと自分に言い聞かせ、トイレを素早く済ませダッシュで布団に帰りました。


(後で思えばそんな時間帯に出歩いている人などいる確率は低いのですが)


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