世界が愛に染まる時
9章…[温もり](1/47)





先生の家のベッドはすごくフカフカで、私はそのベッドに沈むようにして寝ている。


下から見上げる先生は、何だか神秘的にさえ見えた。


シャツの隙間から覗く鎖骨が綺麗に出ていて、そこから伸びる腕には筋が浮かんでいて、男の人の腕という感じだ。


先生の手が私のブイネックのシャツをめくり上げ、そのままするりと器用に脱がされた。



「……やっぱりシャワー浴びたい」


「いらん」


「でも今日は川とか行ったり……結構動き回ったし」


「どれだけ俺に拷問したいんだ」


「シャワー浴びる時間待つのも嫌なんですか?」


「嫌だね」



言いながら先生の手が私の背中に回り、ブラのホックを器用に外された。


……嫌になるくらい慣れてる。


電気は消してるけど、窓から差し込む少しの光が私の肌を照らした。


先生はしばらく私の生まれたままの姿になった上半身を見つめていた。


でもそれだけじゃ物足りないと言わんばかりに、下にも手を伸ばし、上と同じように器用に脱がしていった。


さすがに少し恥ずかしくなって身をよじると、先生は私の首に顔を埋めるようにした。


先生のサラサラな髪の毛が私の顎辺りをくすぐる。


その髪の毛に指を通した途端、首にキュッと痛みが走り、瞬間的に吐息が漏れた。



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