世界で一番君が好き
★司中毒(1/11)
  大輝×司 本気H





大輝Side ――――




初めて司を抱いたあの日から俺は、

毎日司を求めてしまう。




司は決して俺を拒まない。


俺が触れれば体を震わせながら応える。



その体は熱く、
その吐息は柔らかく、
その表情はつややかで、

俺は司から抜け出せない。

司中毒だ――――。








俺は司を愛しているのか、
それとも男とのセックスにハマってしまっただけなのか――――。



こんな状態を、司はどう思っているのか――――?








 ――***――





珍しく、部室に祐希と二人きりになった。

直哉のことでちょいちょい俺とケンカになる、可愛いげのない1年坊主。

例の保健室の一件以来、口もきいていなかった。



コイツのせいで直哉への想いを断ち切ることになった訳だけど、
直哉へのコイツの強い想いだけは本物なので、今は静かに見守っている。

まあ、こいつが直哉を泣かすようなことがあれば、いつだって殴り殺す所存ではあるが。





「おい、クソガキ。ちょっとこっち来い。」



「……何すか?強姦魔の大輝先輩。

アンタが直哉センパイにしたことを忘れて、俺に話しかけてるんすか?」


――――なかなかに手厳しい。




でも、見れば見るほど、キレイに整った顔立ちだ。
俺の疑問の答えを知るにはうってつけだ。


「いいからツラかしな。」


「――――何を…?」




祐希が、自分にされていることを理解できないうちに手早く引き寄せて唇を重ねる――――。








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