私だけが報われない!
[[ほ]から始まる単語はろくな物がありませんでした。](1/2)


お馴染みの衝撃の事実を知った、次の日の朝。


「八乙女さ〜ん!八乙女姫香さ〜ん!チョットここまでおいで?」


キラキラ笑顔の爽やかイケメン先生が、登校してきた私に手招きする。


私は、






全力で逃げた。






「宿題倍にするぞー」


「誠に申し訳ございませんでした」


逃げられなかった。

…くそっ!!宿題倍はキツいだろ!!元々苦しめられてるのに……


こいt((ゲフンゲフン このお方は、私のクラスの担任、水越ダイチ先生。

一言でいうと、腹黒ドS。

数学を担当していて、ただいま教師歴5年目だ。





「八乙女よ、何故お前は俺に呼び出されてるでしょうか?」


「分かんないッス」


「よぉし、補習時間倍だな★」


何笑顔で恐ろしいこと言っちゃってんのおぉ!?


「…って、え?ほ、補習…??」


「そ。八乙女、これをよぉ〜〜く見てみろ」


ダイチ先生は教卓に、1枚の紙を叩きつけた。

点数の欄には、大きく3点と書いてある。


「…………おぅふ」


放課後、補習です☆



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