お馴染みの衝撃の事実を知った、次の日の朝。
「八乙女さ〜ん!八乙女姫香さ〜ん!チョットここまでおいで?」
キラキラ笑顔の爽やかイケメン先生が、登校してきた私に手招きする。
私は、
全力で逃げた。
「宿題倍にするぞー」
「誠に申し訳ございませんでした」
逃げられなかった。
…くそっ!!宿題倍はキツいだろ!!元々苦しめられてるのに……
こいt((ゲフンゲフン このお方は、私のクラスの担任、水越ダイチ先生。
一言でいうと、腹黒ドS。
数学を担当していて、ただいま教師歴5年目だ。
「八乙女よ、何故お前は俺に呼び出されてるでしょうか?」
「分かんないッス」
「よぉし、補習時間倍だな★」
何笑顔で恐ろしいこと言っちゃってんのおぉ!?
「…って、え?ほ、補習…??」
「そ。八乙女、これをよぉ〜〜く見てみろ」
ダイチ先生は教卓に、1枚の紙を叩きつけた。
点数の欄には、大きく3点と書いてある。
「…………おぅふ」
放課後、補習です☆