☆[可哀想な子](1/18)
数日後、僕は辰さんの家に行くことにした。
「行きたいッ!!」
なんて気持ちにはなれなかったけど、それでもわざわざ僕のとこまで来てくれたんだし、そこは人間として挨拶はしなきゃかなぁ…………
なんて思って。
お人好しか?僕。
ま、どうやら目的地に着いたみたいだし、僕がお人好しかどうか考えるのは、また今度にしよう。
―――――にしても…
「すっげー家だなぁ………。」
一言で言い表すなら、<昔話に出てくる家>かな…
それも結構なお屋敷。
あのおばあさんはこんなバカデカいお屋敷にひとりで住んでんのか?
…掃除大変そぅ……。
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