聖花の護り

1/1 E旅のはじまり







部屋から出たサクヤを待っていたのは
学園で一番年長の神子だった。



自分にも他人にも厳しい彼女の登場に
サクヤは苦手意識からか、つい及び腰になってしまう。



そんなサクヤの様子を
特に気にした様子もなく神子は口を開いた。



「…サクヤ・セクレッド。ついてきなさい。」

神子は無表情のまま淡々とサクヤに告げると
サクヤの返事も聞かずに歩き始めてしまう。



そんな神子に一瞬、呆気にとられるものの
置いて行かれては困る、とサクヤは
小走りで神子の後ろをついていった。




連れて来られたのは学園長室。



学園に来て一度も訪れた事の無い場所に
サクヤは、つい畏縮してしまう。
.



前n[*]|[#]次n

☆栞挟む?=^・ω・^=
/63 page


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

← BaCk