手紙の相手が違いまして
[変化](2/36)

村田さんがバイト仲間になって1ヶ月。


もう村田さんほぼ完璧。


地雷女先輩とも関係良好。


地雷女先輩と俺とシフトが一緒のときは2人仲良く女子トークなんかしてる。


時に恋バナだったり、地雷女先輩の彼氏の愚痴相談を村田さんが聞いたり、流行りものの話だったり。


地雷女先輩が嫌ってたいかにも女子な会話をして盛り上がってる。


11月で寒くなってきてタイツのデニールがなんだとか男には分からない世界もある。


でも村田さんが楽しそうでよかったなって安心。


かわちー先輩も地雷女先輩の目があるからか村田さんにアピールとかしてないみたいで安心してる。


「おつかれさま。
本社から12月の限定メニューの試作届いたから小松くん作ってくれる?」


「分かりました」


店長に"こまつ"と呼ばれても村田さんは反応しないぐらいになってる。


駒津くんのことを少しずつでも忘れようとしてるいい兆候だと思う。


店長から受けとった試作の冷凍フォンダンショコラをレンジで温めて粉砂糖と生クリームで飾り付け。


冷凍のフライドチキンをレンジで解凍してから揚げ直し。


クリスマス意識のメニューってこと。


簡単だしいいんじゃないの。


「はいできました」


「あたしダイエット中だからパス。
彩澄ちゃん食べな」


「え、私だけの試食じゃ不安ですから店長さんもお兄さんも食べましょう?」


「俺来週人間ドックあって心配だからごめん。
小松くん食べて」


「分かりました」


村田さんが手に持ったフォークでフォンダンショコラを切るととろっとチョコが流れ出てきて、これは美味しいの確定でしょ。






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