始まりはあの日から…

1/14 授業



先日の痴漢にあったことで憂鬱な気分なまま、大学の講義を受けて数日……



いよいよ家庭教師としての初めての授業をする日となった



(くよくよしても仕方ないわよね……今日からしっかり悠斗君の指導していかないと……)




なんとか気持ちを切り替えようと色々考え混んでいると、川島家へと到着すると緊張しながらインターホンを恐る恐る押す



しばらくの沈黙の時間があったが、インターホン越しに声が聞こえる




『こんにちは。岬先生……ドア開いてるから入ってきて』




(やっと来た…この日を…どれだけ待ってたか……大人の身体ってのを…教えてもらうよ)




岬は…分かった…と、悠斗に告げるとドアを開き悠斗の部屋へと向かう




「悠斗君♪こんにちは♪♪今日からよろしくね」




先程とは打って変わって満面の笑みを悠斗に見せる



『よろしくお願いします。父さんは仕事だから、授業の終わる頃に帰ってくると思うから』



「そっか……お父さんお仕事大変ね…………じゃあ早速だけど、今日は英語から始めようか?」



悠斗はうなずき、参考書を机の上に出し早速問題に取り掛かる



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