始まりはあの日から…

1/16 出会い



「あっ……もしもし…川島さんのお宅ですか?私アルバイトの件で…はい……名前は…月咲岬と言います…大学3年生です♪………えっ?…明日ですか?……分かりました…では明日の6時に……かしこまりました。失礼します」



携帯電話の通話を終え、深くため息ををつく。手の平にはじんわりと汗がにじんでいた



(すごく緊張したなぁ……まさかお父さんが出るなんて………しかもちょっと声が裏返っちゃった…恥ずかしい…こういうのは初めが肝心なのに……)



もっと慎重に電話をすれば良かったと後悔するが、気持ちはすでに明日のことで期待と不安が入り交じっている。




(明日の6時かぁ♪遅れないようにしないといけないな……どんな子を教えるのかなぁ……私でちゃんと教えられるかなぁ…ん〜緊張してきたよぉ)




そんなことを考えながらコーヒー店を出て、一人暮らしのマンションへと帰りいつもより長めのお風呂に浸かり、明日に備え早めに眠りについた



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