渡りの果て 前編

 023 宴の翌日 1/19 

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気がつくと、布団の中にいた


あったかい


少しゴツゴツして、何だろう、気持ちいい温もり


ふと目を開けると、誰かとおでこをこっつんこしてる


誰?


ちょっと身体を引いて見ると、スヤスヤと眠る・・・沖田君!?


って、え?


私、沖田君に抱きついてる?!


・・・・・・・・・


この状況に至る経緯がわからない・・・


慌てて飛び起き、沖田君から離れた


いった〜ぁ、頭ガンガンする!!


昨夜、何があったんだ?!


「ん?

田中さん?」


沖田君が、目を覚ました


やだ!


体中が汗ばんでて、何か泣いた後みたいに目がボワッと腫れてる感じがする


えぇっ!?


私たち、その・・・


シちゃったんですか?


いたたた、頭、痛い〜!!


「田中さん、昨日はスゴかったですね〜」


って、いやぁああああ〜!!


何が?!


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