渡りの果て 前編
021 隊服到着 1/25
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朝、少しごつごつした気持ちのいい温みがかすかに動くので目が覚めた
「!!!」
び、びっくりした!!
私、沖田君の腕の中で眠ってるじゃないですか?!
そっと身体を離すと、沖田君はくふんと鼻を鳴らして、私が居なくなった場所に布団を掻き寄せる
おおっ!
かわいいじゃん!
それにしても、すっかり沖田君の布団にお邪魔してたって事は、どうやら、私が転がって行ってそのまま寝たらしい
乙女にあるまじき行為だな、まったく!
まだ、かなり朝早いのだろう、人の起きてる気配が全くない
って言うか、私も普段はこんな朝早くなんて起きないんだけど、さすがに今朝はもうすっかり目が覚めてしまった
余り早くウロウロするのも迷惑だろうから、取りあえず着替えて、昨日、叔父さんに相談した内容をさらに煮詰める
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