渡りの果て 前編

 010 バイクのメンテ 1/6 

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朝食後、幹部の皆さんは会議


私はバイクのメンテナンス


叔父さんに言ってあるから、安心して時間を気にせずいじれる〜


バイクには雨がかからないようしてあったが、初日に斬られた傷部分の簡単な補修をし、錆(さび)止めを塗る


自宅のガレージにはスプレーガンと塗料があるんだけど、ここでは出来ないから塗装は諦(あきら)めた


空気圧とバッテリーは、この旅行の初日に整えといたので大丈夫


ガソリンは、メインタンクも予備タンクもほぼ満タン


まだまだいけそうだ


ただ、外ではもう乗れないかな


町中はかなり人が多くて、当たり前だけど歩道と車道が分かれてないし、信号もない


日中、走るのは危険だ


この時代、バイクで走り回れそうなのは、真夜中ぐらいか


真夜中なんて乗る事もないから、結局無用の長物かもね


むしろバラしてしまった方が使える? 


その場合、まず、バッテリーとライトは一番使いやすいだろうから・・・


と、いつもの通りのめり込んでしまう


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