傷つきたがりピエロ
[あとがき](1/1)
あとがき
こんにちは、ゆりりんです。
傷つきたがりピエロ、完結しました。いやあ、長かった。気がつけばなんと1年も経っていました。
モバスペではこれで6作目になりますが、今作が完結までに1番時間がかかってしまいました。その理由は仕事の多忙もあったのですが、なんと言ってもアキが「いいヤツ」だった事!
私は今までクズやだめ男を生業としてきたので(笑)アキみたいな真っ直ぐな男を書くのはとても難しかったのです。(ハルみたいなのは、らく〜に書けます)
もう1つの理由は時系列でした。今作はアシンメトリーで不遇だった新太を救済しようの回でもあったので、根幹にアシンメトリーありきだったんです。だからあちらとの矛盾が生じないようにストーリーを進めつつ、伏線を回収するのに骨が折れました。
途中何度か心が折れそうになりましたが、読者の皆様の温かいレビューに励まされ、何とかここまでたどり着くことが出来ました。
さて、今回のヒロインはゲイの幼馴染みに恋する女の子。新太に関しては知人をモデルにしているので、リアルなエピソードが豊富でした。これ、視点を新太にしたらBLに抵触するのでは?という不安はありましたが、そういったご批判は全くなく。さすがモバスペの読者様、心が広い!
新太と玲奈が結ばれるラストを期待する声もありましたが、リアルを追求する為に王子様はアキと決めていました。ピアスだらけで絵ばかり描いてるけど、内面はわりと普通の男の子。いやー、クズじゃないと本当に難しかった(笑)
絵に関しては、作者が高校時代に油絵クラブに所属していた時の浅い知識です。お許しを。
それから、2人が結ばれてからのイチャつきも今までで1番多かったかな?皆さんがもういいよぉって思われるくらい書いちゃいました。
アシンメトリーの評価を思いの外高くいただいた故に、今作は正直及び腰でスタートしました。そんな弱気な作者を完結まで支えてくれたのは、ひとえに読者様の応援のおかげです。
幸せな作者、幸せな作品です。感謝しています。
ではまた、再びお会い出来る日を楽しみに。
2019.8.24
ゆりりん
- 561 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[編集]
[←戻る]