美人でごめんね
[恵まれてるの](1/10)






「花〜〜?勉強しよ?」



私は唖然とした顔で携帯を落としてしまった



「え?何言ってんの


こんなことを言われたのは初めてのことだ



「わかんないことが多いの」


花は驚きを隠せない


今まで勉強をしようなどと言われたことがなかった

久留美の事だ。


きっと何かを企んでいる



「一緒にどうして勉強するの?」


「わからないことがあるの、花は特進だし頭いいかなって」



え?


さんざん人を馬鹿呼ばわりしたのに?



「それは、流石に都合良すぎじゃない?」



「断るんだ?」



「あんたの方が頭いいんじゃないの?」


「人間、得意不得意あるから」


「偉そうに」


「文句ある?いつも通りだけど?あんたこそ調子乗ってんの?」


「あーあーわかった。だからその口閉じて」


花はため息して

勉強道具を手に持った


「リビングでするよ」



花は久留美の横を通りリビングへと向かった


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