いつかきっと...
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「美咲ー!昨日どーだった?」

そう聞いてきたのはお察しの通りまきで、朝から元気なのはまきの長所であり短所である。


「んー。たのしかったよー。ちょっとまき、そんな事言ってないで書類まとめなよ。」


まさかアイドルと遊んだなんて言えなくて、普通に話を流した。


「はいはーい。今日は飲める?」

と言われたので

「ん。いーよ」

と軽く返事をして仕事に戻った。



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「いつもの飲み屋ねー」

そんなことを言いながら会社をまきと二人で出た。
飲み屋までの道はイルミネーションがあったりとキラキラした場所をとおる。
やっぱりそういう場所にはテレビの取材とかも来るわけで、歩いている途中前から黄色い声援と共にクルーがあるいてきた。


「美咲あれ、Rgrayじゃない?」

と言ってまきは立ち止まり前からくる軍団を指さした。


充だ。


「あ、本当だ。ちょ、まき指さすのやめなよ笑」


そう言って端っこによって歩いた。

横を通り過ぎる時充と目が合った気がしたが、いつもみたいに話せるわけでもなくふつうに通り過ぎた。

「やっぱオーラが違うねー」

「うん。そーだね。」

夜の冷えた風のせいなのかなんだかちょっと切なくなった。

昨日一緒にいた充は、住む世界が違う人なんだ。


そう思い知らされた感じがした。












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