てるてる坊主の涙レシピ
  第1章‐昔のあの時(1/3)
 
「めーぐちゃん!あーそーぼ」

「いいよー!てるちゃん、なにしてあそぶのー?」

幼き日のいつもの会話だった。学年があがるにつれ、てるちゃんの言動に変化があった。

「おはよ…メグ」

中2の市原恵夢(イチハラメグム)と石原瑛基(イシハラテルキ)。

「どーした?元気ないよ?テル」

恵夢とは明らかにテンションが違う瑛基。
(テル、なんかおかしい)

「おーっす!」

その言葉に瑛基は驚いた。ビクッと体を強ばらした。

「市原、おはよっ!」

「おはよー」

明るく恵夢は返したが

「石原、おはよ〜w」

「おはよ…宮川」

とやっぱり元気ない。テンション高めな宮川彰人(ミヤガワアキト)から瑛基は目を逸らした。


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