AAAと。
[唇からロマンチカ](2/3)


夜バイトだから5時頃に結衣と別れた。

私はカフェでバイトしてる。

夜までやってるカフェなんて結構珍しいと思う。


バイトに入るとすでにお客さんがいた。


私はすぐに裏に行ってしまったため、顔は見てないが、バイト仲間曰く、系統の違うイケメン2人組らしい。

(なにそれ、見てみたいじゃんか。)


と、その時ちょうど呼びベルがなった。


「私行きたい!!」

と、手を上げ言うと、



「どうぞどうぞ!」

ダチョ倶楽部かのように返された。


ワクワクしながらオーダーを取りに行った。



「ご注文お伺いいたします。」

そう言いながらチラッとお客さんの方を見たら、



「え!!日高さん!?」

思わず声をあげる。



「ちょ、しー!!!」

慌てた様子の日高さん。



「あ、ごめんなさい

すかさず謝る。



「絢ちゃんここで働いてたんだねー!」

日高さんもたまたまらしく、ビックリしてた。



コクっと頷き、ずっと疑問に思ってたことを口にする

「えっと、そちらの方は浦田さんですか?」

間違ってたらどうしよう、と思い、恐る恐る聞いた。



「そうだよ!直也くん!」

ニカッと笑いながらそう言う。



「どうもー!日高には聞いてたけど、噂通りやっぱ可愛いね。」

浦田さんはそう言った。


(え、噂通りって、日高さん、私の事可愛いって

そう変な妄想をしてたらすかさず日高さんが



「ちょ、やめろよw 本人の前で、恥ずかしいなあ」

めちゃくちゃ照れた顔で浦田さんをバシッと叩きながら言う。



「ホントの事じゃんかー!」

浦田さんが笑いながら叩き返す。


(日高さんがそんなこと思ってくれてたなんて素直に嬉しい

私が浮かれてると、日高さんがバッと立ち上がり、


「ちょ、トイレ行ってくる。」

この恥しい状況に耐えられなくなったのか、少し照れながら颯爽とトイレへと向かうと日高さん



「ごめんねえ、でも本当にアイツ言ってたからw

そう言う浦田さんは何かを企んでいるようにも見えた。



「ねえ、絢ちゃん、ちょっと耳貸して?」

何だろうと思い、言われた通り耳を貸す




「チュ」




「絢ちゃん、無防備すぎ」

浦田さんはそう言いながら大人な笑みを浮かべた


一瞬のことで何がなんだかわからなかった。



頬に触れた唇の感触がまだ残っていてそれが事実を証明する。


顔が赤くなるのが自分でも分かる


「ッ/////


やっと理解した私は声にならない声を出した。



「ごめんごめんw 口にするよりありかなって思ってwあ、もしかして口のが良かった??」

(絶対確信犯、この人。)



イジワル

聞こえないようにそう言って、大人はズルいって思った。



なんとも言えない空気の中、日高さんが戻ってきた。


「〜

鼻歌を歌いながら。


「ん?どうした??」

はてなマークを沢山出したように首を傾げる


「何でもないよー、ねえ?絢ちゃん!」

言うなと言わんばかりな浦田さんはこっちに作り笑顔を向けてきた。


「はい」

作り笑顔で返す。



「ふーん、そっか。」

なにも疑わない日高さん。


(ホッとしていいのかわかんないけど日高さんには知られたくないな


そう思ってたら日高さんが、

「絢ちゃん、コーヒー2つお願いできる?」

日高さんのその言葉でハッと我に帰る


(あ、そうだ、注文取りきたんだった。)


「はい、かしこまりました!」

営業スマイルで返す。




注文を取り終え、キッチンに戻る。


「長かったね、知り合い?」


バイト仲間に、言われる。


「あ、うん、そんなとこ。」


曖昧な答えをし、仕事に集中する。


「いいなあ、あんなかっこいい知り合いいて。二人ともメガネしてるけど取ったら凄いかっこいいんだろうなあ。」

そう言うバイト仲間。


「そうだね、」


(確かに、浦田さんってキレイな顔してるよなあ。日高さんとは系統違うけど)

そんなこと思ってたらさっきのキスを思い出した。


(あれは!ほっぺだし!!)

そう自分に言い聞かせる。




(それにしてもこの数日でいろんなこと起きすぎ。AAAメンバー二人に会えちゃうなんて

そう思い、さっきの浦田さんの大人の笑みを不意に思い出してしまい私は一人悶絶していた。




【唇からロマンチカ】 Side END


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