TMPK~carnival~
[鏡の世界へ](1/8)
日曜日の夜9時。

雲一つ無く、星と月が綺麗に瞬く、そんな夜。

何時も通りに、僕はパパとママにお休みの挨拶をして、自分の部屋へ行き、ベットに潜り込んだ。

今日は友達と一緒に沢山遊んだ為か、いつも以上の力で睡魔が僕の瞼を重くする。

その間、ふわぁ…と欠伸は止まらなかった。

部屋の天井から吊り下がる電気の紐を二回引き、豆電球に切り替え、いつも通りに僕の就寝体制は整った。

街は静かで、暑くも寒くもない季節。

今日は疲れも加勢してくれ、いつも以上に気持ち良く寝る事が出来るだろう。

それからほんの少し時間がたった頃、小さな少年の眠るベットからスースー…と小さく可愛い寝息が聞こえてくる。




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