不思議な夏の物語
[No.1](1/6)
ミーン ミーン と蝉が鳴く声。
カーテンの隙間から入ってくる光。
そんな中、1人の少女が目を覚ました。
「んー。……もう朝か。」
そう言って体を起こし、
重い瞼を頑張って開けようとしている。
すると勢いよくドアが開いた。
「なな!いつまで寝ているのー!」
そう言って入ってきたのは、ななの祖母である。
突然のことでびっくりしたななは、
ぱっちりと目が覚めた。
その大きなエメラルドグリーンの目は誰もが
吸い込まれそうになるだろう。
「今起きようと思ってたところなの。」
そう少し不機嫌そうに答えたななは今日も
いつもと変わらない日を送ると思っていた。
まさかあんな不思議なことが自分に起こるなんて
考えもしなかったはずだ。
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