葉隠紋次郎の事件簿
[対決!キラームササビ](1/1)
黒鷲会怪人キラームササビとの対決が始まった、しかし、キラームササビは思いのほか素早い!
山県「くっ、これではアイデンチェーンで縛るタイミングが!」
長月「不細工のくせにちょこまかちょこまか素早いからミックス爆弾を投げるタイミングがつかめないじゃない!」
葉隠「やばいな、下手に外すと弾の無駄遣いになるじゃねえか」
3人は一様にキラームササビの素早さに手こずっていた
仕掛けようにも速すぎて照準が定まり難いのだ
そんな時に特捜一課の刑事吉原舞が言った
吉原「任せて!クロスショット!」
そう叫ぶと吉原は両腰の横に手をクロスさせ、二丁拳銃を取り出した
二丁拳銃はその一つの威力はさほどではないが二丁揃うと球数が撃てるし、一丁で撃つよりも早い
吉原「はっ!」
吉原は二丁拳銃を目にも留まらぬ速さでキラームササビにショットを浴びせた
ムササビ「くっ、飛膜が!飛膜が破られた!」
飛べないムササビほど情けないものはない、一度キラームササビは電柱からダイブするも飛膜を吉原の二丁拳銃に穴だらけにされ無様に落ちた
山県「逃しません!アイデンチェーン!」
山県桜子(護)のアイデンチェーンがキラームササビを縛り付けた!
長月「喰らいなさい!カラフルミックス爆弾スペシャル!」
いつにも増して派手な長月千夏のカラフルミックス爆弾、こんなに派手でいいのか?
葉隠「喰らいな!コルト5連発!」
紋次郎の特製コルト5連発を喰らいキラームササビは爆発し、その中から正体の長沢英二が出てきた
長沢「くっ、俺をブ男ブ男と馬鹿にする女どもを殺めたいがために横縞様に改造してもらったものを…不覚だちくしょうめ!」
葉隠「それが犯行の動機か長沢、しかし何故女子高生ばかりを狙ってんだ?大人の女は狙わないのか?」
それについては長沢は終始無言であった、過去に嫌なことでもあったのだろう…
吉原「長沢英二、連続殺人現行犯及び殺人未遂で逮捕します!」
長沢「勝手にしろい!しかし俺を捕まえたところで横縞様はもっと凄い怪人や計画を企んでいるぞ!お前らには止められねえだろうなふはははは!」
葉隠「まあ、こんな猟奇殺人犯を捕まえたところで横縞は更に凄い怪人や恐るべき計画を企んでいるのか…」
まあ、長沢ことキラームササビの脅威は去ったものの更に横縞はその上を行く計画を立てているのか、予測は出来たものの改めて一筋縄では行かないことを痛感した
吉原「今回はゆかりを守ってくれてありがとう、私たちだけでは今回のヤマは解決しなかったわ、これからもこういう戦いが起きるけどそのときは一課だけでは間に合わないこともあるからあなたたちの協力も必要になるわね、とりあえずは長沢は逮捕されたことを課長に報告しておくわ、黒鷲会は強敵だけど頑張りましょう!」
そう言って吉原はパトカーに乗り込み長沢を護送し警視庁に向かった
葉隠「まあ、今回は千夏の手の込んだ誘き寄せ作戦がかなり上手く行ったようだな」
長月「でしょ〜我ながらGOODアイデアだと思ってたのよね」
山県「でも、やはり女装は恥ずかしいと言うかなんと言うか出来ればもうしたくないかなと…」
長月「何言ってんの?似合ってたじゃない、それにセリフまわしもアドリブにしては完璧よ!これからは必要に応じて桜子待機してくれる?今回でその有効性が分かったんだからさ」
山県「えっ!もう勘弁してくださいよ!紋次郎さん何か言ってくださいよ」
葉隠「はっはっは、今回の誘き寄せ計画はまだ需要があると言うことと護の適性はかなりあったと言うことだな」
山県「そ、そんな〜!」
ともかく、これからもこの作戦は使えると言うことと山県護の新たな適性も分かったと言うことだった
紋次郎たちが笑っているその陰で不気味な黒ずくめの男が呟いた
?「お前らがヘラヘラ笑っていられるのも今のうちだ!お前たちをこの水無月冬馬が全て地獄の底に叩き込んでやる!」
そう叫ぶと水無月冬馬は変身した、黒鷲会最高幹部にて銀の改造人間スカルマスクとして不気味な銀の仮面の姿を現した
最強にして最凶の敵が現れた、これからの戦いは更に激しいものになることを予感させる黒鷲会の銀の刺客はさらなる戦いを繰り広げることになることを予兆していた
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