葉隠紋次郎の事件簿
[対決!轟電一号](1/1)
巨体の男は叫んだ!怪人も振り向いた

?「誰だ?俺たちの邪魔をしようとする奴は!」

葉隠「そこまでだ黒鷲会!ここを狙うのは分かっていた!貴様は黒鷲会の幹部だな?」

?「ガハハハハ!その通りだよくここが分かったことだけは褒めてやるぜ!しかし俺たちを止めることは出来ねえ!俺は黒鷲会死天王筆頭の電鬼!貴様の名を地獄行きの前に聞いてやるぜ!」

葉隠「葉隠紋次郎、しがない探偵さ!」

長月「その助手、長月千夏よ!舐めてたら痛い目に遭うわよ!」

山県「山県護です!黒鷲会の悪事もここまでです!」

電鬼「なるほど、葉隠紋次郎と長月と山県か、墓石に名を刻んでやるぜ、まあ、どうあがいても俺たちには勝てっこねえけどな!ガハハハハハハハハハ!」

葉隠「そんなこたぁやらなきゃわからねえじゃねえか出る前から負けること考えるバカがどこにいるかよ!そのデカブツを止めてやるぜ!」

長月「そんなガラクタで電力貪ってんじゃないわよ!その電力を悪用して良からぬことをやろうったってそうは行かないわよ!」

山県「怪人の好きにはさせません!ましてやこんな電気仕掛けに負けるわけには行かないんです!」

電鬼「ふっ、ただの人間のわりには言ってくれるじゃねぇか! まぁ、逃げまどう連中には飽きてたしな轟電一号!殺れ!」

轟電「ギギギギ

葉隠「来るぞ!ガラクタ一号とやら、殺れるものなら殺って見ろってんだ!」

長月「黒鷲会のスクラップロボ?こんな不細工なモノにあたしたちが殺れるわけないじゃない!築地署ではそれが通用したんだけどそうは行かないわよ!」

山県「相手が電気仕掛けでも容赦しません!電力を悪に使うものは凝らさないといけないんです!」

紋次郎と長月と山県と轟電一号との戦いが始まった
しかし電鬼の自慢の轟電一号、中々に手強い!
デカい割には中々速い、そして強い!

電鬼「良いぞ良いぞ良いぞ!俺に楯突いたことを地獄で悔やむんだなま、手遅れだがな、死んだらお前たちの墓は作ってやるけどよ」

葉隠「まだまだ墓に入るわけには行かねえんでね!生憎だが

長月「こんなスクラップにも弱点があるはずよ!紋ちゃん調べてみて!」

山県「時間稼ぎは僕たちがします!紋次郎さん早くっ!」

グルグル動き回り時間稼ぎをする長月と山県に轟電一号の弱点を探る紋次郎、無敵に見えるこんなデカブツにも弱点があるはずだ、そして、紋次郎は分析した!

葉隠「腰だ!上体がデカイからどうしても腰に弱点がある!そこを狙えば上体と比べ下は弱いからバランスが崩れる!そこを叩く!」

長月「なるほど腰ね!なら喰らいなさい!爆弾ミックススペシャル攻撃!」

轟電一号の腰がダメージを受けた!かなり不安定になってきた!

山県「逃しません!アイデンチェーン!」

轟電一号を山県のアイデンチェーンが縛り付けて動けなくなった、今だ!

葉隠「喰らえ!コルト五連発!」

轟電「ギギギギ!」

『ドカーン!』

轟電一号は爆発し、文字通りスクラップと化して燃えた

電鬼「面白ぇ、逆らうバカがいてこそやりがいがあるってもんだまあ、必要量の呪いの力は得たからずらかるか、おい葉隠!次は必ずテメエを地獄送りにしてやるからそのときまでに墓石の用意はしておくんだな!あばよ!」

電鬼は大型バイクに跨り走り去って行った、電力だけでなく呪いの力を奪うことが目的だったのだ!如何なる者でも呪いの力はどうすることも出来ない、人間には集められない代物で下手に扱うとその禍々しい力に耐えきれず普通の人間は死に至る禁断の力だからだ

葉隠「とりあえず東京都民が奴の電力により無碍に殺されることだけは防げただけで良しとしよう、呪いの力については仕方ない、まだまだ研究の余地があると
千々松博士には伝えておくしかないか

長月「とりあえずあたしたちは黒鷲会の野望を防いでその間に呪いの力については博士に研究を依頼するしかないわ」

山県「とりあえず今は黒鷲会の野望を挫くことだけを考えましょう!呪いの力は人間には扱えず間違うと心が闇に染まると言いますから」

とりあえず黒鷲会が呪いの力を集めることは仕方ないにしてもそれを遅らせることは出来る、その間に呪いの力を懇意にしている千々松博士に研究してもらうしかないと改めて紋次郎たちは思い何か証拠を集めようと探れば不思議な色をした石を発見した、普通は見かけない色の石だ

葉隠「これが呪いの力の一端かも知れない」

と石の一部を採取し、それがどういう意味を持つのか
千々松博士に届けた後に探偵事務所に帰るべく東京風ぐるまを後にした






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