葉隠紋次郎の事件簿
[怪人、発電所に現る](1/1)
築地署一課全滅のニュースを探偵事務所で見た紋次郎は煙草を吹かしながらこう言った

葉隠「派手にやらかしてくれるねぇ黒鷲会及び横縞は
こんなことをしても特捜一課と吉岡のおやっさんに火をつけるだけじゃねえか?ま、そんじょそこらのワルじゃねえのはデモンストレーションとしては成功だろうがよ

長月「そうよねぇ、紋ちゃん、却って特捜一課に喧嘩わざわざ売ってるようなものじゃない、本っ当に横縞って人を怒らせたり挑発するのは八年前から全然変わらないわよね」

山県「でも皆殺しはないでしょう、あの二人が知ったらかなり悲しむかと、僕は黒鷲会や横縞を許せそうにありません惨い、惨すぎる!」

葉隠「あの二人か、まあ伝説の刑事だよな、やり方は滅茶苦茶だったがやってることの方向性は間違いではねえのは知っていた、しかしあの二人は今はアメリカのFBI預かりだからな、特命を受けてデス・バレーとやりあってるそうだが」

長月「アメリカのデス・バレーはある意味マフィアよりエグいからあの二人は合ってるんじゃないの?今ではワルばかり集めたハウンド・ライダーズの総長と副総長でデス・バレーだけでなくカリブの怪人の異名を持つドン・サンチョとも戦ってるわけでしょ?犯行すれば即射殺していいのはスワットを除けばハウンド・ライダーズだけと言うじゃない?まあ、あの二人には日本ではやり過ぎでもアメリカや中南米ではそれ位しないとダメだもんね」

山県「はあ、そうなんでしょうか?アメリカや中南米ってそんなに情け無用でも構わないなんて余程悪い人が多いんでしょうか?」

葉隠「まあ、デス・バレーはガラガラヘビ並みに酷い連中だらけだし、ドン・サンチョはまんま手段を選ばない現代の海賊だからな海賊なんてどっかの漫画みたいにカッコいいもんじゃねぇ、実際やってることは人を騙したり脅したり殺したりしてでも金やモノを奪うことだからな、まあFBIも特命であの二人を中心としたワル七人組を取り仕切る総長と副総長にしてんだけどやらかすことはハリウッド映画みてぇだわな」

とまあ、あの二人は規格外すぎて日本には収まりきれないと言うことを山県護に言って納得させた

とりあえずは日本のことを考えねばならない、築地署全滅の原因は怪人による電気ショック殺害だが、何故電気なのかは流石に特捜一課でも判りかねているということらしいので紋次郎は考えた、怪人の仕業には違いはないが、怪人の後ろには発電所を襲い電気を奪うことを命令している何者かが存在するという推測が立った、すると次に狙われる発電所がやばい!

東京の発電所は品川区の品川発電所、東京の臨海部にある風力発電所、所謂東京風ぐるま、八丈島の地熱発電所の三つに大きく分けられている、品川発電所には多分特捜一課が行くはずなのでもう二つあるうちの一つの風力発電所東京風ぐるまが地理的にもやばい!

八丈島は流石に考えにくいので紋次郎たちはとりあえず東京風ぐるまに駆けつけるために車で東京風ぐるまに急いだ

すると予想通り何者かがいた、怪人だ!そしてその後ろでは巨体の男が何やら指示している

?「奪え!奪え!もっと奪え!その電力を奪いこの呪われた東京の闇のエネルギーを集めるんだ!」

やはりこれ以上放置するわけには行かない!
紋次郎は巨体の男や怪人に対して叫んだ

葉隠「やはりな、貴様らの悪事もここまでだ!おめえらの好きにはさせねえぜ!」







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