ずっと待ってるから…
[余命](1/1)
コンコン
ドアを叩いて先生が入ってきた
すごく真剣そうな顔
先生「今井さん、病気のことでお話があります」
病気…余命とかかな?
先生「大変申し上げにくいのですが、今井さんの命は長くて半年かと…」
あぁ、やっぱりね
[大丈夫ですよ。なんとなく分かってましたから。]
先生は紙を見ると悔しそうにしていた
先生「助けられなくてすみません…。」
この人は優しい人なんだね
[そんな顔しないでください。皆さんがいたから私は生きている。歩けるようになった。それだけで十分ですよ。]
先生「!?……そう、ですか。ありがとうございます。我々は今井さんが少しでも長く生きられるよう全力でサポートします。」
私は笑顔で頷いた
そして、
[沢山の思い出を作りたい。だから退院したいです]
先生「分かりました。こちらで手続きをしますので待っててください。…それと、相川さんがとても心配してましたよ。会ってお話してみては?」
棗が心配してくれたの?私あの時酷いことしちゃったのに…
[分かりました]
先生「では、呼んできますね」
…え?来てんの?
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