雨の日のいたずら
[はじまりの音](1/1)
何気ないいつもの日常、登校し、憧れの人を目で追いかけながら話しかける勇気なくいつものように帰宅し落ち込む、そんないつもの日常をその日も私、遥星 満蜜(あやほし みつる)は送るはずだった。雨のいたずらがなければ。まさか、雨のいたずらで憧れのあの人とこんなことになるなんて。あの時は考えてなかった


「ん、んん」

いつもの朝、中途半端に開けていた窓から入ってくる太陽の光で目が覚めた私、遥星満蜜(あやほしみつる)


「ふぅ、今日も一日学校頑張らないと」


そう呟いて時計を見て、私は固まる


「はい?…7時、半
ぎゃあぁー!!遅刻遅刻ー!!完璧遅刻だぁー!!」


慌ててベットから飛び降り、学校に行く支度をする。そんないつもよりちょっぴりだけ、慌ただしい、けどいつもと変わらない、日常。今日もそんな一日が過ぎていくと、あの時まで私は思っていたんだ
理由もなく信じていたんだ。
私の日常が変わるなんて夢にも思ってなかったんだ


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