翌朝。
朝練のために早めに登校。
と、
チャリ置き場でミルクさんに出会った。
カーデの色がミルク色だからミルクさん。
ハーフアップのおだんごとバッサバサまつげと死んだ目が特徴。
バスケ部、スタメン。
まぁ違うクラスだし話したことないし
スルーしようとしたら。
「ココア知らない?」
話しかけられた。
「え?あ、ココアさん?
知らないけど……なんで?俺?」
ミルクさんはめんどくさそうにため息。
なんか怖い。
「昨日松下君と話すってココアが言ってたから、
何か知ってるのかと」
「……ごめん、知らないな」
「…そう」