紫煙の記憶
[2@桜田 千夏](8/8)
夜ふと炭酸を飲みたくなって家を出てコンビニに行った。
買ったのはいつもの炭酸飲料にいつも先輩の吸っているタバコ。
帰り道、タバコを吸ってみた。
喉が焼けるようだった。
先輩を思い出すように目をつむって肺にいれる。
でもやっぱりタバコは好きになれそうにない。
火を消して、炭酸飲料を口に含む。
でもそこには先輩がもたらせてくれる味はなかった。
シュワッとはじける炭酸を飲みながら、先輩を感じたくて私はもう一本タバコに火をつけた。
あなたを失う気持ちがこんなにも怖いと初めて知った時、煙のせいと思いながら涙を流した。
終@桜田 千夏
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