(BL)空間 U
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解放の呪文
「ライア、の
執着が…俺?」
ユキは痛みに辛そうな顔をするライアを見上げ、
思い返すノエルの言葉。
『人形を保つには何か特別な想いか執着がなければ、ね』
『…誰、か?
わざわざ、繋ぎ止めるための工作などを施したのは誰だ』
「ヤト…よりも、ライアが
『俺』を…?」
言葉を紡ぐほどに、酷く痛みを映すライアの表情に、
堪らずに頬を涙で濡らしてゆく。
「…だから…
だからッ、?」
「ずっと、ずっと
好きだったんだ
君がアイツに悩んでるのを聞きながらッ
いつか僕のものにならないか、と
そんな事ばかり考えていた!
優しい振りで笑いながら
頭の中では君を汚していた
僕は…
有紀…君を……ッ」
ライアではない音で、ライアではない話し方をする、目の前の死神にユキは目を見開き、懐かしさを想う。
わずかに震える指先を意識的に押さえつけて、ライアの頬に触れた。
「…………ぁ…
白、瀬…サン」
[解放の呪文]
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