サヨナラ
★[サヨナラ](1/2)
『佐藤〜!!』
私を呼ぶ大好きな先輩の声が
またよみがえる。
今年の3月に卒業してしまった
私の大好きな先輩。
好きで好きで
未だに忘れられません。
もう一度
私の名前を呼んでほしい。
もう一度
いつもの笑顔を見せてほしい。
そんなことを思いながら
今日も学校へ向かう。
「佐藤〜!!」
ほら、また。
空耳が聞こえてくる。
「無視〜?佐藤〜!!」
空耳…
じゃあないよね…?
振り返った私の後ろにいたのは
大好きな先輩。
「わ!先輩…。」
「今から学校行くんだろ?」
「そうですよ!」
しばらく他愛ない話をしてから、私は学校へ向かった。
歩きだすとまた呼ばれる。
「佐藤〜!乗ってく〜?」
と言って先輩は、自転車を指差した。
「お願いします。」
私は、自転車に揺られながら
自分の気持ちを伝えるなら
今しかない
と思い、学校についてから
背中を向けた先輩を呼びとめた。
「待ってください!先輩!」
「どうした?」
と言って、振り返る先輩。
何故か誰も居なくて
静かな花壇の前。
静かな花壇前に
私の心臓だけがウルサい。
「今日は送ってくれてありがとうございます。それと、私…先輩のこと前から…。」
そこまで言うと
先輩は私の口を手で抑えた。
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