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すぅーーー、


息を思いっきり吸い込んで…


「祐樹のばっかやろーーー」


持っていたタオルを口につけて、吐き出した。


「相手が幼馴染とか、ありえないだろーーー」


そんなの……勝てるわけないじゃん。


「ばかーーーさいてーーー」


こんな事をしてたって、何にもならないって事分かってる。


スッキリするどころか、どんどん落ち込んできてしまう。





初めてできた彼氏に浮気されて、屋上から叫ぶ女……


哀れ過ぎる。




「くっ、あはははは、

ごめん、もうダメ。」


誰もいないと思ってたのに、笑い声が聞こえて、振り返ると、


見た事のある先輩が、立っていた。




てか、さっきの見られた？聞かれてた？


泣いていた涙も引っ込んでしまう程、まだ爆笑してる先輩。


ちょ、笑い過ぎやしませんか？