私、監禁されました。(1/27)
あの発言から、数時間後。
いつものように、お風呂に向かおうとしたら、座っていた先生まで立ち上がった。
…トイレかな。
なんて、思ってたら、脱衣所まで一緒に。
しかも、ニコニコと嬉しそうな顔をして。
「……どうしたんですか?」
先生いたら、脱げないんですけど。
「うん、お風呂でしょ?」
……はい、そうですけど…
なんか、嫌な予感しかしない。
「…先に入りますか?」
いつもは先に入りな。と、言ってたけど、今日は先に入りたい気分なのかもしれない。
そう思う事にした。
けど、
「いや、一緒に入ろ。」
ね?と、私の制服を脱がそうとボタンを外しにかかる。
っっ、ちょっ
「ま、待ってください。」
何でそうなるんですか。
私の制止は無視して、ボタンを外していく。
その手を掴んで、強制的に制止した。
「入らないの?」
脱がないと入れないよ。と、やっぱり話が噛み合わない。
「雛が言ったんだよ?
家の中なら、俺の目の届くところに居てくれるって。」
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