ピエロに恋して。

ピエロと異常。(1/17)



「言ったでしょ、ほぼ確定だって」










ゆかり先輩が言っていた通り
面接は本当に短時間のものだった。










『そう堅くならないで。
面接といっても名ばかりですから。
事務経験もあるということだし
是非、関さんにお願いしたい。
よろしくお願いしますね』










店長さんがそう言ってくださって
業務内容の説明などを受けて
短時間で面接は終了した。










「ほんとに先輩のおかげです!!
先輩が紹介してくれなかったら
きっと今頃まだ職探ししてました。
ありがとうございます!!」



「いいのいいの。
ほんと急に人が辞めちゃったから
店だって助かってると思うし。
店長的にも募集かけて面接して…っていう
手間が省けてよかったんじゃない?」










可能ならばすぐにでも
来てほしいとのことで
早速明日から出勤する。










これで一安心だ。
一時は本当にこのままずっと
仕事に就けないと思っていたから。










これで霧島さんに
家賃を渡すことも出来る。










今日霧島さんはお休みだけど
少しお店に顔を出すと言って
出かけていった。










さっき電話で採用の報告をしたら
自分のことのように喜んでくれて。










夕方には帰れるから
今日はお祝いしようって
そう言ってくれた。










「…ねぇ雛子。
霧島のこと考えてるでしょ」










何故、バレたのですか。





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怖いです、成瀬社長。

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