あまのじゃく。
[はじまりは突然だった](1/12)
なにかも…隠さなきゃいけなかった
誰にも知られたくなかった

父親が出てった…大好きだったのに


4年もたった…
わたしも中学2年になる
わたしの名は【山本 茉莉】ヤマモトマツリ
150センチしかないチビ
ありきたりな普通の子



小さい頃無理やり父親に習った
サッカーにはまり4歳から続けている
今は中学の男子サッカー部で
マネージャーをしながら練習と練習試合だけ出してもらっている。


朝練にいってかえって…
夜は公園で自主練
そんな毎日だった
家にいるのが嫌いで

ずっと暗くなるまで公園にいる

『またこんなとこでひとり練習してんのか?チビー?』
走りながらこっちに手を振る
もう見慣れた男。
彼の名は
田中 悠【タナカ ユウ】
保育園からの幼馴染で
ずっと一緒にサッカーをしている
顔立ちは良く180センチ
爽やか少年だ…


わたしが公園でひとりでいるよーになって練習に時々付き合ってくれる

優しい幼馴染…
そんな幼馴染にもこの闇を
隠していた…



- 2 -

前n[*][#]次n
/121 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]