カフェをでて、僕は要の横を歩きたくなかったから、距離をおいて歩いていた
「なんでそんな後ろ歩いてんの?」
「べつに」
「…………こっち来い」
グイッ
要は止まり、僕の手を掴むと思いっきり引っ張った
「うわッ!」
「女ご苦手なのに、そんな後ろ歩いてて女が来たらどうすんだよ」
「それは、それだろ」
「そうなってからじゃ、遅いんだ」
再び、要は歩き出した
もちろん僕は要に腕を掴まれているためしぶしぶ隣に行くのだった