変態?いいえ、これは恋です
[変態?いいえ…](1/5)
あれから亮さんは先に地元へ帰り、私はすぐに会社に結婚の旨を伝えて辞表を提出。
ナナちゃんや井上さんも祝福してくれて、この街を離れるのがちょっとだけ寂しくなった。
でもそんなこと言ってられないくらい現実はバタバタで、私も引越しの準備をしたり、結婚するにあたってお互いの両親へ挨拶に行ったり…。
離れていても毎日のように連絡をとっていたし、プロポーズしてくれてからの亮さんはとても甘くて優しくて。
不安なんて一つも感じないくらい毎日が幸せだったからか、あっという間に私が亮さんの地元へ引っ越しする日もやってきた。
亮さんのお父さんも退院して今は自宅で安静にしている。
カフェに改装中のお店ももうすぐ完成だ。
慣れない環境でも亮さんが支えてくれるから不思議と苦じゃなくて、お店の準備で大変だけど平凡な毎日を過ごした。
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